大型精密切断機
SERVOCUT-502
型番 : 1577、1577-AX
- 大型切断機
SERVOCUT-502の特長
サーボカット500系シリーズは、ロングセラーの大型精密切断機です。大きい試料を検査する場合、大型切断機で試料を切り出して中型、小型の切断機で試料片を切り出すという流れになります。大型切断機は、切り出すことがメインになりますが、SERVOCUT-502は、切断してそのまま埋込、研磨工程に移行出来るほど奇麗な切断面が得られます。
大型切断機は高価な装置ですが、サーボカット502は経済性にも優れています。同等スペックの装置と比べて下さい。サーボカット502がコストパフォーマンスにも優れていることが解るはずです。是非、お見積りで確認を!
SERVOCUT-502のベネフィット
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オペレータの工数削減
作業工数の削減で最も効果のある方法は自動化です。サーボカット502は切断作業を自働化することでオペレータの時間を生み出し現場の生産性を向上させることが出来ます。試料をセットする時間を短縮したい場合は、最適なクランプ選びとX軸(横軸移動)、レーザー照射ユニットなどの機能を選択することで実現が出来ます。切断する試料が大きくなればなるほど、自動切断によるメリットは大きくなります。
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難切断試料も切断可能
大型切断機は 10kW 以上のパワフルなモータを装備していますが、相手の大型試料もまたパワフルです。中には、大型切断機でも切断が難しい試料もあります。サーボカット502は、そんな難試料にも負けない特殊切断のオプションが有ります。切断時に過負荷になる原因の大きくなる要素は、砥石と試料の接触面積にあります。特殊切断は、この接触面積を少なくすることで負荷を軽減し奇麗な切断面を作り出すことが出来ます。
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面倒なメンテナンスを大幅削減
大型切断機になると、発生する切断屑も大量です。切断屑は、サビを発生させクーラントを劣化させるので毎日の清掃は欠かせません。しかし、日々の業務で清掃の時間が取れないという状況だと装置の故障率も上がり、最後にはトラブルが発生し止まってしまいます。そんな環境であれば、バンドクールと自動洗浄システムを装備させましょう。オペレーターの代わりに、装置が故障の発生源である切断屑を掃除してくれます。ちなみに、精密切断機の故障の8割以上が切断屑が起因していると言われています。
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安全な職場環境の提供
サーボカット502は、安全を考慮し落下の危険が無いスライド扉を採用しています。切断中は扉が開かない強固な安全ロックが装備されています。砥石破壊テスト、試料片の被弾テストを行いカバーに穴が開く等の重大な破損が無いことを確認しています。
各軸を動かす際は、挟み込み防止の為に左手でロック解除ボタンを押してないと操作出来ないようになっています。クーラントのミストが気になる、臭いを抑えたい、換気の悪い環境にある場合はミストセパレータを付けることで作業環境を改善出来ます。
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安心の故障対応
大型切断機の場合、代替装置がないという現場が多いです。その為、故障時の対応が特に気になるところです。ハルツォク・ジャパン(メタログラフィ事業部)で販売の装置には2年保証が付いています。大型切断機でこの保証期間というのは他にない特権です。故障が考えられる部品については、在庫としてストックがあり即日対応も可能な体制を整えています。ハルツォク・ジャパンはアフターサービスの会社です。ご安心して装置をお使いください。
SERVOCUT-502の基本スペック
項目 | 基本スペック※ |
切断砥石径 | Φ510~450mm |
砥石回転数 | 600-2400rpm |
切断可能サイズ | Φ180mm / □100、400mm |
切断方式 | 手動 / 自動 |
テーブル寸法 | X軸無:幅764、奥行608mm X軸有:幅634、奥行608mm |
X軸 移動距離(選択) | 200mm |
Y軸 移動距離 | 380mm |
Z軸 移動距離 | 350mm |
平行切断 (X軸選択時) | 自動 |
切断速度 | 0.02-5.0mm/sec |
テーブル送り切断(Y軸) | 自動 or 手動/自動 |
チョップ切断(Z軸) | 自動 |
パルス切断 | ○(任意の距離前進、後退を繰返す) |
切断モータ | 11kW |
操作方法 | タッチパネル + ジョグスティック |
プログラム数 | 100 |
切断室照明 | 防水型LED |
安全機構 | 安全ロックスイッチ |
電源 | 3相200V 50A、消費電力 11.4kW 3相400V 25A、消費電力 11.4kW |
寸法、重量 | 幅140、奥行134、高185cm / 1550kg |
タンク | 135ℓ |
※モデルによりスペックが変わるものが有ります。詳細はカタログでご確認下さい。